5.不定詞
主語の影響を受けて人称変化し、また時制の影響を受けて変化する動詞は定動詞とよばれます。
これに対して主語や時制の影響を受けない動詞、つまり動詞の原形、は不定詞とよばれます。
不定詞には zuのつく不定詞とzuのない不定詞があります。zuのつかない不定詞は話法の助動詞やwerdenなどと使われます。
Darf man hier parken? (ここに車を停めることは許されていますか)[zuのない不定詞]
Er fährt in die USA, um dort Medizin zu studieren.(医学を研究するために彼はアメリカ合衆国へ行く)[zuのつく不定詞]
(1) zu のない不定詞の用法
・werdenとともに用いられて未来形を作り、また話法の助動詞とともに用いられます。
Meine Eltern werden nächste Woche verreisen.(私の両親は来週旅に出る)
・頭文字を大文字書きして中性名詞(複数形なし)として用いられます。
Er geht zum Essen in die Mensa. (彼は食事をするために学食へ行く)
(2) zuのつく不定詞の用法
1) zuの位置とzu不定詞句の語順
・分離動詞の場合は前綴りと動詞本体の間にzuが置かれ、一語で書かれますが、それ以外はzuと不定詞は分けて書かれます
schwimmen -> zu schwimmen
aufstehen -> aufzustehen
・zu不定詞句の語順は日本語と同じ語順になり、zu不定詞句の最後にzu不定詞がきます
ausländische Briefmarken zu sammeln(外国の切手を集めること)