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説明

キーセンテンス (第9課を参照: 話法の助動詞)
Ich soll zu Hause bleiben.
私はずっと家にいろと言われています。

1 Eva besucht ihre Freundin, denn morgen haben sie ein wichtiges Handballspiel.
エーファ / 訪問する / 彼女の / 女の友人 // なぜなら / 明日 / 持っている / 彼らは / (不定冠詞) / 大切な / ハンドボールの試合
エーファが彼女の友達を訪ねます。なぜなら、明日は大切なハンドボールの試合があるからです。
応用: ユニット7では、動詞 suchen「探す」、ユニット8では、名詞 Besuch「訪問」を習いました。besuchen のアクセントが -such- の所にあり、前つづり be- は分離しません。besuchen は4格目的語を求めます。次の例文を挙げます。
„Sie besucht ihren Freund.“「彼女はボーイフレンドを訪ねます」
„Ich besuche meinen Freund.“「私は友人を訪ねます」
„Er besucht seine Freundin.“「彼はガールフレンドを訪ねます」
応用: この文の denn は接続詞です。この接続詞は und や aber と同様に2つの文を並列的に接続します。次の例文を挙げます。
„Ich bin Studentin, und mein Freund ist auch Student.“「私は学生で、私の彼も学生です」
„Ich lerne Deutsch, aber er lernt Englisch.“「僕はドイツ語を学びますが、彼は英語を学びます」
„Ich lerne Deutsch, denn ich möchte nach Deutschland fahren.“「ドイツ語を学びます。なぜなら、ドイツへ行きたいからです」
応用: Handballspiel は女性名詞 Hand「手」、男性名詞 Ball「ボール」と中性名詞 Spiel「試合」からなる複合名詞です。複合名詞の性は最後に来る名詞によって決まります。動詞 haben は4格を求めるので、ein は不定冠詞の中性4格です。
haben の使い方について、次の例文を挙げます。
男性名詞目的語の場合:
„Sie haben morgen einen wichtigen Termin.“「彼らは明日大切な用事があります」
女性名詞目的語の場合:
„Sie haben morgen eine wichtige Prüfung.“「彼らは明日大切な試験があります」
中性名詞目的語の場合:
„Sie haben morgen ein wichtiges Spiel.“「彼らは明日大切な試合があります」
2 Wir müssen am Sonntag gewinnen.
私たちは / …しなければならない / …(曜日)に / 日曜日 / 勝つ
私たちは日曜日に勝たなくっちゃ。
ポイント: 話法の助動詞 müssen は主に必然を表します。文中では、話法の助動詞が第2位に、本動詞が不定形のまま文末に来ます。
応用: ドイツ語では、「…(曜日)に」と言う時には、am … を使います。am … は前置詞 an と定冠詞 dem の融合形です。ドイツ語では、曜日は皆男性名詞なので、dem は定冠詞の男性3格です。
次の点に注意して下さい。
„Wir gehen am Sonntag ins Café.“「私たちは日曜日に喫茶店に行きます」
„Wir gehen an dem Sonntag ins Café.“「私たちはその日曜日には喫茶店に行きます」
„Wir gehen an diesem Sonntag ins Café.“「私たちは今週の日曜日に喫茶店に行きます」
応用: 動詞 gewinnen のアクセントは -win- の所にあり、ge- は分離しません。gewinnen は、以下の例文のように4格目的語を求めます。
„Er gewinnt das Spiel.“「彼はその試合に勝ちます」
3 Du musst unbedingt mitspielen.
君は / …しなければならない / 無条件に / いっしょにプレーする
あなたにはどうしても試合に出てもらわないと。
ポイント: この文の musst は話法の助動詞 müssen の du に対する現在形です。müssen の現在形では、主語が単数の時には、語幹の母音が u に変わります。また、1・3人称単数では、語尾を付けないので、ich muss と er/sie muss になります。
応用: mitspielen は分離動詞なので、アクセントは mit の所にあります。mitspielen の人称変化は、以下の例文のようになります。
„Ich spiele am Samstag mit.“「土曜日の試合に出ます」
„Spielt ihr auch mit?“「君たちも試合に出るの?」
4 Ich möchte ja gern mitspielen, aber ich soll zu Hause bleiben.
私は / …したい / 確かに / 喜んで / いっしょにプレーする // しかし / 私は / …しろと言われた / …で / 自宅 / 留まる
私だってやりたいわ、でもずっと家にいなさいと言われたのよ。
ポイント: 話法の助動詞 mögen に由来した möchten は丁寧かつ控え目な言い方です。möchten の人称変化は、1・3人称単数現在形は möchte になり、2人称単数は möchtest, 2人称複数は möchtet になります。
ポイント: 話法の助動詞 sollen は主に主語以外の人の期待や命令を表します。sollen の現在人称変化は、1・3人称単数は soll になり、それ以外の人称変化は規則的です。
応用: ドイツ語では、「私だってやりたいよ、でも…」と言う時には、
„Ich möchte ja gern, aber ...“ とう言い方になります。次の例文を挙げます。
„Ich möchte ja gern mitkommen, aber ich habe keine Zeit.“ 「私だっていっしょに行きたいんですが、時間がありません」
応用: zu Hause を成句として覚えましょう。この場合、前置詞 zu は方向を表すのではなく、動作の場所を表します。zu Hause とsollen の使い方を次の例文を使って説明します。
„Ich soll zu Hause Deutsch lernen.“「私は家でドイツ語を勉強しろと言われています」
„Soll ich morgen kommen?“「明日私に来て欲しいの?」
„Du sollst zu Hause arbeiten.“「君は家で働けと言われている」 「君に家で働いて欲しい」
„Er soll zu Hause warten.“「彼は家で待てと言われています」「彼に家で待っていて欲しい」
5 Du sollst zu Hause bleiben? Wer sagt das?
君は / …しろと言われた / …で / 自宅 / 留まる /// 誰が / 言う / それを
ずっと家にいなさいと言われたって?誰がそんなこと言ったの?
応用: 叙述文 „Du sollst zu Hause bleiben.“ は「君はずっと家にいろと言われている」を意味しますが、相手が言ったことに対して疑問を表し、それを再確認する時には、„Du sollst zu Hause bleiben?“ というように叙述文の語順を用いる「修辞疑問文」を使います。
6 Meine Ärztin. Ich habe Kopfschmerzen und Fieber.
私の / 女の医者 /// 私は / 持っている / 頭痛 / と / 熱
私の医者。私、頭痛がして熱があるのよ。
応用: この表現の meine Ärztin は、„Meine Ärztin sagt das.“ を短縮した言い方です。Ärztin は女性名詞なので、meine は mein の女性1格です。男性の医者は Arzt で、ドイツ語では、「私の(男の)医者がそれを言っています」と言う時には、
„Mein Arzt sagt das.“ という言い方になります。
応用: Kopfschmerzen は男性名詞 Kopfschmerz の複数形で、Fieber は中性名詞です。動詞 haben の目的語になると、Kopfschmerzen や Fieber は無冠詞になります。否定する時には、
„Ich habe keine Kopfschmerzen.“
„Ich habe kein Fieber.“
というように、否定冠詞 kein を使います。
7 Deshalb soll ich zu Hause bleiben.
それだから / …しろと言われた / 私は / …で / 自宅 / 留まる
だから、ずっと家にいなさいと言われたの。
応用: deshalb は副詞で、文頭に来ることがふつうです。次の例文を比較してみて下さい。
„Ich soll zu Hause bleiben, denn ich habe Kopfschmerzen und Fieber.“
„Ich habe Kopfschmerzen und Fieber, deshalb soll ich zu Hause bleiben.“
denn は先行の文に対する理由・原因を述べるのに対して、deshalb は先行の文に対する結果を述べます。
8 Komm schon! Sechzig Minuten kannst du bestimmt spielen.
来い / いいかげん /// 60 / 分 / …ことができる / 君は / きっと / プレーする
いいじゃない!60分ぐらいきっとプレーできるわよ。
ポイント: kannst は話法の助動詞 können の2人称単数現在形です。können の現在形では、主語が単数の時には、語幹の母音が a に変わります。また、1・3人称単数では、語尾が付かないので、ich kann と er/sie kann になります。
語順: sechzig Minuten は目立たせるために文頭に置かれています。主語 du が話法の助動詞の直後に、本動詞 spielen が文末に置かれています。
応用: komm は動詞 kommen の du に対する命令形です。„Komm schon!“ の直訳は「いいかげんに来なさい」ですが、相手の意見を変えさせる時によく使う表現です。
9 Nein, meine Gesundheit ist mir wichtiger als das Spiel.
いいえ // 私の / 健康 / …である / 私に / もっと大切 / よりも / (定冠詞) / 試合
だめだわ、私にとっては自分の健康の方が試合よりも大切だわ。
応用: wichtiger は形容詞 wichtig の比較級です。Gesundheit は女性名詞なので、meine は mein の女性1格です。
ドイツ語では、「私の健康の方が大切です」と言う時には、
„Meine Gesundheit ist wichtiger.“ という言い方になります。
ドイツ語では、「…よりも」と言う時には、接続詞 als を使います。als に続く名詞・代名詞も1格になります。次の例文を挙げます。
„Er ist dicker als ich.“「彼の方が私よりも太っています」
„Ihr Freund ist kleiner als sie.“「彼女のボーイフレンドの方が彼女よりも背が低いです」
ウムラウトになる形容詞の比較級もあります。
„Meine Wohnung ist größer als deine.“「僕の住居の方が君のよりも大きい」
„Deutschland ist kälter als Japan.“「ドイツの方が日本よりも寒い」
例外的な比較級もあります。
„Sein Auto ist besser als meins.“「彼の車の方が私のよりもいい」
10 Du willst also nicht?
君は / …したい / つまり / ない
つまりやりたくないのね?
ポイント: willst は話法の助動詞 wollen の2人称単数現在形です。wollen の現在形では、主語が単数の時には、語幹の母音が i に変わります。また、1・3人称単数では、語尾を付けないので、ich will と er/sie will になります。wollen は möchten よりもちょっとくだけた言い方です。
応用: „Du willst also nicht?“ は „Du willst also nicht mitspielen?“ を短縮した言い方です。相手の言動を批判し再確認する時には、叙述文を用いる、also nicht の入った疑問文を使います。次の例文も挙げます。
„Du kommst also nicht?“「つまり来ないんだね」
„Sie arbeiten also morgen nicht?“「つまり明日は出勤しませんね」
11 Nein, verdammt, ich kann nicht.
いいえ // 畜生 // 私は / できる / ない
ちがうわ。ほんとうよ、無理なのよ。
12 Schon gut, dann wünsche ich dir gute Besserung!
もう / 良い // では / 願う / 私は / 君に / 良い / 改善
ならわかったわ。じゃあ、お大事に!
応用: あきらめる時には、„Schon gut!“ という言い方を使います。
応用: Besserung は女性名詞で、gute は形容詞 gut の女性4格です。
ドイツ語では、「お大事に」と言う時には、
„Gute Besserung!“ という言い方がふつうです。
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