キーセンテンス (第3課を参照: 定冠詞、不定冠詞と人称代名詞) |
Dort ist ein kleines Café. Es ist schön. |
あそこに小さい喫茶店があります。それはいいですよ。 |
1 Herr Klein und Herr Groß gehen in den Zoo. | |
---|---|
…さん / クライン / そして / …さん / グロース / 行く / …の中へ /(定冠詞)/ 動物園 | |
クラインさんとグロースさんは動物園に行きます。 | |
ポイント: | この文の den は男性4格の定冠詞です。Zoo は男性名詞であり、in den Zoo の直訳は「その動物園の中へ」になります。 |
応用: | 次の表現を当分そのまま覚えて下さい。 „Sie gehen in den Zoo.“「彼らは動物園に行きます」 |
2 Ich habe Durst. Trinken wir doch etwas! | |
私は / 持っている / 喉の渇き /// 飲む / 私たち / したらどう / 何かを | |
僕、喉が渇いています。何か飲みませんか? | |
ポイント: | 動詞 haben は4格の目的語を取ります。なお、男性名詞 Durst は数えられない名詞なので、目的語としては無冠詞になります。 |
語順: | „Trinken wir ...!“ という表現は形式的に言えば、wir に対する命令文です。命令文では、動詞は文頭に来ます。 |
応用: | ドイツ語では、「喉が渇いています」と言う時には、 „Ich habe Durst.“ という言い方になります。 |
応用: | ドイツ語では、相手に「何かを飲みませんか」と言う時には、 „Trinken wir doch etwas!“ という言い方になります。 |
3 Dort ist ein kleines Café. Es ist schön, nicht? | |
あそこ / …である /(不定冠詞)/ 小さい / 喫茶店 /// それは / …である / きれい // ない | |
あそこに、小さな喫茶店があります。よさそうですね。 | |
ポイント: | Café は中性名詞なので、その1格の不定冠詞は ein になります。不定冠詞と中性名詞の間に形容詞を入れる時には、形容詞に -es という語尾がつきます。 |
応用: | 相手の同意を求める時には、次のような言い方をします。 „Es ist schön, nicht?“「きれいですね」 „Der Tee ist kalt, nicht?“「この紅茶が冷めていますね」 |
4 Na ja, ich weiß nicht. | |
(嫌々ながらのためらい)// 私は / 知っている / ない | |
まあ、どうかな。 | |
応用: | ドイツ語では、相手の質問・主張に対して疑問の意を表す時には、 „Na ja, ich weiß nicht.“ という言い方になります。 |
応用: | „Ich weiß nicht.“「私にはわかりません」「私は知りません」という言い方を当分そのまま覚えて下さい。weiß は動詞 wissen の ich に対する現在形です。この動詞の人称変化については L4 を参照して下さい。 |
5 Möchten Sie denn nichts trinken? | |
…したい / あなたは / (質問の文脈に結びつける語) / 何もない / 飲む | |
あなたは何も飲みたくないんですか? | |
語順: | möchten は話法の助動詞です。話法の助動詞がある文の場合は、本動詞は不定詞のまま文末に来ます。 |
応用: | denn はある質問を前に聞いたことと結びつけます。つまり、「まあ、そうかな」を聞いて、「何も飲みたくないですか」と言います。 |
応用: | ドイツ語では、相手に「…したいんですか」と尋ねる時には、 „Möchten Sie ...?“ という言い方になります。次の例文を挙げてみます。 „Möchten Sie in die Kantine gehen?“「社員食堂に行きたいんですか」 „Möchten Sie in Fukuoka wohnen?“「福岡に住みたいんですか」 |
応用: | nichts と etwas を一緒に覚えて下さい。 次の例文に倣って、自分で新しい表現を考え出してみて下さい。 „Ich trinke nichts.“「私は何も飲みません」 „Ich trinke etwas.“「私は何かを飲みます」 |
6 Doch, ich habe auch Durst. | |
いいえ // 私は / 持っている / もまた / 喉の渇き | |
いいえ、僕も喉が渇いていますよ。 | |
応用: | ドイツ語では、否定を含んだ疑問文(Möchten Sie nichts trinken?)に対して、 「いいえ、そんなことはありません」と答える時には、 „Doch“ と答えます。 |
7 Aber das Café ist zu teuer. | |
しかし /(定冠詞)/ 喫茶店 / …である / …すぎる / 高価 | |
でも、その喫茶店は高すぎます。 | |
ポイント: | この文の das は、中性1格の定冠詞です。Café は中性名詞であり、das Café は「その喫茶店は」になります。 |
応用: | 形容詞の前に副詞 zu を付けると、「…過ぎる」という意味になります。次の例文を挙げます。 „Der Kaffee ist zu heiß.“「コーヒーが熱すぎる」 „Die Kantine ist zu klein.“「社員食堂が小さすぎる」 |
8 Gut, dort ist eine kleine Kneipe. Sie ist sehr billig. | |
よし // あそこ / …である /(不定冠詞)/ 小さい / 飲み屋 /// 彼女は / …である / とても / 安い | |
わかりました。あそこに小さな飲み屋があります。とても安いですよ。 | |
ポイント: | Kneipe は女性名詞なので、その1格の不定冠詞は eine になります。不定冠詞と女性名詞の間に形容詞を入れる時には、形容詞に -e という語尾がつきます。 3で説明したように、中性名詞の1格の不定冠詞は ein になり、不定冠詞と中性名詞の間に形容詞を入れる時には、形容詞に -es という語尾がつきます。 なお、男性名詞の1格の不定冠詞も ein になりますが、不定冠詞と男性名詞の間に形容詞を入れる時には、形容詞に -er という語尾がつきます。 |
応用: | ドイツ語では、「あそこに何々がある」というように新しいものを初めて紹介する時には、 „Dort ist ein/eine ...“ という言い方になります。 男性名詞の場合:„Dort ist ein Zoo.“ 女性名詞の場合:„Dort ist eine Kantine.“ „Dort ist eine Kneipe.“ 中性名詞の場合:„Dort ist ein Café.“ なお、それぞれの名詞を形容詞で修飾すれば、次のような言い方になります。 男性名詞の場合:„Dort ist ein kleiner Zoo.“ 女性名詞の場合:„Dort ist eine kleine Kantine.“ „Dort ist eine kleine Kneipe.“ 中性名詞の場合:„Dort ist ein kleines Café.“ |
9 Ja, gehen wir in die Kneipe! | |
はい // 行く / 私たちは / …の中へ /(定冠詞)/ 飲み屋 | |
じゃあ、その飲み屋に行きましょう! | |
応用: | ドイツ語では、「その(建物・設備)へ行きましょう」と言う時には、 „Gehen wir in den/die/das ...“ という言い方になります。 男性名詞の場合:„Gehen wir in den Zoo!“ 女性名詞の場合:„Gehen wir in die Kantine.“ „Gehen wir in die Kneipe.“ 中性名詞の場合:„Gehen wir in das Café.“ |