TOP第8課 現在完了形 > 2.弱変化動詞の過去分詞

2.弱変化動詞の過去分詞

ある動詞の過去分詞を知るには、どうしたらいいのでしょうか。

動詞には規則的に過去分詞を作る動詞(規則動詞あるいは弱変化動詞)と不規則に作る動詞(強変化動詞)、さらには両方の特徴をもった混合変化動詞とがあります。

その動詞がどれに属するのか、見分ける必要があります。
見分けるのに一番いい方法は辞書をひくことです。
もしその動詞が強変化動詞、混合変化動詞であれば、発音記号の次に過去基本形と過去分詞が記載されているはずです。
もし記載されていなければ、その動詞は弱変化動詞です。
規則変化動詞は規則的に過去分詞を作るので、動詞が規則変化動詞であることが分かれば、過去分詞は分かります。
しかし、弱変化以外の動詞の場合、動詞の過去基本形と過去分詞は暗記する必要があります。

(1) 弱変化動詞

弱変化動詞の過去分詞の作り方は難しくありません。
しかし、弱変化動詞は分離動詞や非分離動詞にも使われるわけで、このような場合には注意が必要です。
順を追ってみていきましょう。

1) 弱変化動詞

動詞の語幹の前に ge- をつけ、語幹の最後に -t をつけます。

lernen -> gelernt

★ ただし、現在人称変化で,主語が「君たち」を意味するihrの時に、人称語尾が 「-et」 になる動詞は、過去分詞を作るときにも、「-et」 をつけます。

arbeiten -> gearbeitet

2) 弱変化する非分離動詞

非分離動詞の場合は少々厄介です。基礎動詞の過去分詞から ge- を取り去り、その替わりに前綴りをつけます。
次の例を見てください。

bestellen -> bestellt (stellen - gestellt)

bestellen は非分離動詞です。前綴りは be- 、基礎動詞は stellen で、弱変化動詞です。

stellen の過去分詞は gestellt で、これから ge- を取り去り、前綴り be- をつけた bestellt が bestellen の過去分詞です。
非分離動詞はge-のつかない過去分詞ができます。

3) 弱変化する分離動詞

分離動詞の場合は難しくありません。
基礎動詞の過去分詞の前に前綴りをおき、一語で書けばいいのです。

aufmachen -> aufgemacht(machen -gemacht)

4) 語尾が -ieren で終わる動詞

このような動詞は ge- のつかない過去分詞になります。

studieren -> studiert

telefonieren -> telefoniert

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