3.さまざまな受動態
(1) 話法の助動詞を含む受動態
Man muss den Kranken sofort operieren.
--> Der Kranke muss sofort operiert werden.(患者はすぐに手術されなければならない)
1) 能動文の4格目的語が主語になりますので、この場合 der Kranke が主語になります。 話法の助動詞は定動詞としてそのまま残されます。
Der Kranke muss
2) 能動文で不定詞として使われた動詞は受動文では過去分詞となります。 話法の助動詞が入っていますので、受動文を作る助動詞 werden は不定形となり、文末へおかれます。
Der Kranke muss sofort operiert werden.
(2) 状態受動
受動文を作る werden のかわりに sein を用いると「.....されてある」という状態を表す受動文ができます。
次の二つの文をみてください。
(1) Das Zimmer wird reserviert.
(2) Das Zimmer ist reserviert.
(1)の文は「部屋が予約される」という動作を表しています。これに対して(2)の文は「部屋は予約されています」という状態を表しているわけです。
このように、「sein の人称変化 + 過去分詞(文末)」は状態の受動文を作ります。