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2.従属の接続詞(1)

・従属の接続詞には次のようなものがあります。

(1) 「理由」を表す

Er bleibt zu Hause, weil er Deutsch lernen muss. (ドイツ語を勉強しなければならないので、彼は家にいる)

Da es heute schneit, bleibt er zu Hause.(今日は雪が降っているので、彼は家にいる)

<weil>も<da>もどちらも「理由」を表しますが、<da>は聞き手も既に知っている理由 ー雪が降っているー を挙げるのに反して、<weil>は聞き手が知らない理由を挙げるときに用いられます。

(2) 「〜した(する)時」を表す

Wenn ich sie besuche, liest sie immer Romane. (彼女を訪問すると、彼女はいつも長編小説を読んでいる)

Wenn das Wetter schön war, spielten wir Tennis. (天気がいいときには、わたしたちはいつもテニスをした)

Als ich sie besuchte, lag sie krank im Bett. (彼女を訪問したとき、彼女は病気で臥せっていた)

war < sein の過去形、spielten < spielen の過去形
besuchte < besuchen の過去形、lag < liegen の過去形

<wenn>も<als>も「時」を表します。
<als>は過去に起きた一回限りの行為を表すのに対して、<wenn>は「〜する時はいつも」といったように反復された行為を表します。

*ここに挙げられている文の場合のように副文が主文の前にくると、主文の語順は<定動詞>+<主語>の語順になります。

本来文頭には主語が置かれるわけですが、この場合のように副文が文頭に置かれると、<定動詞>+<主語>の語順になるわけです。

副文 主文
Als ich sie besuchte, lag sie krank im Bett.
接続詞 主語   定動詞 定動詞 主語  

(3) 「時間(〜する前、〜した後、〜するまで、〜して以来)」を表す

Bevor du isst, musst du dir die Hände waschen . (食事をする前に、手を洗わなければならない)

Nachdem er gegessen hatte, legte er sich hin. (食事をした後で、彼は横になった)

Bis es dunkel wird, bin ich wieder zurück. (暗くなるまでには、戻ります)

Er fährt nicht mehr Auto, seit er einen Unfall hatte. (事故に遭って以来、彼はもう車を運転しない)

★ hatte は haben の過去形

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