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1.接続詞の種類

(1) 接続詞の種類

接続詞は語と語、文と文とを結合するものです。
Aの文とBの文、二つの文があるとします。
接続詞を使い、この二つの文を結合し、一つの文にすることを考えてみましょう。
先ずBの文をAの文の一部になるような仕方で、埋め込むことが考えられます。つまり、Aの文に依存するような仕方で、Bの文をAの文に結合するわけです。
例えば次の例のように、Bの文がAの文の目的語になるような場合です。

Ich weiß nicht, ob er jetzt zu Hause ist. (彼が今家にいるかどうか、私は知らない)

上の文章で<ob er jetzt zu Hause ist>は目的語として<Ich weiß nicht>に埋め込まれているわけですね。
こうした場合、埋め込まれる文(<ob er jetzt zu Hause ist>)は副文とよばれ、一方<Ich weiß nicht>は主文とよばれます。
また、<ob>のように、主文に依存するような形でもう一つの文を結ぶ接続詞は従属の接続詞とよばれます。
もう一つの結合の仕方が考えられます。これは二つの文を対等な関係で結ぶことです。
次の文を見てください。

Er liebt sie, aber sie liebt ihn nicht. (彼は彼女を愛しているが、彼女は彼を愛していない)

このように二つの文を対等な関係で結ぶ接続詞は並列の接続詞とよばれます。

(2) 従属の接続詞

副文を作る従属の接続詞で一番重要なことは定動詞の位置です。

Ich habe so große Ohren, damit ich dich besser hören kann. (お前のことばがもっとよく聞こえるように、こんなに大きな耳をしているのさ)

damit で始まる文は副文なので、 hören kann は文末へおかれます。
副文では定動詞は文末に置かれます。

主文 副文
Ich habe so große Ohren damit ich dich besser hören kann
主語 動詞   接続詞 主語   動詞

また、分離動詞も副文では分離しないで、一語で書かれます。

Jeden Tag steht er um 5 Uhr auf.(毎日彼は5時に起きる)

Ich weiß, dass er jeden Tag um 5 Uhr aufsteht.(彼は毎日5時に起きることを私は知っている)

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